まことの羊飼い

ミカ書5章1~3節  牧師 鈴木光

クリスマスです。イエス様の誕生を喜び祝いましょう!

1.いと小さき者から
 ミカ書はイエス様が生まれる800年近く前に書かれていますが、やがて来る救い主について神様のメッセージが語られています。それがまさにイエス様の誕生を予告するものでした。
まず、ここでは救い主が「いと小さき者」から生まれると語られています。イエス様が生まれたベツレヘムは特に注目すべきことのある町ではありませんでした。また、イエス様を産むことになったマリアさんもやはり特別なことは何もない一人の若い女性でした。しかし、イエス様はいと小さき者から生まれました。それは私たち皆の救い主であったからです。

2.はじめからいた方
 続いてミカ書は救い主が「永遠の昔」からおられる方で、その方が来られる時にはすべての人が帰ってくると告げます。
イエス様はこの世界を造られた方が人間になって生まれた姿です。聖書は「はじめに」神様が天地を創造されたと記しています。はじまりがあり、終わりがあるこの世界を「はじめた」永遠の方が、造られた私たちを愛して同じ人間となられました。それがイエス様なのです。
この主はユダヤ人や外国の神様ではありません、すべての人の父なる神様です。イエス様はあなたを招いています。

3.まことの羊飼い
最後に、その救い主は神の力と威厳を持って「群れを養う」方だと言います。その方のもとで人は「安らかに住まう」のです。
「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる」とイエス様は言われます(ヨハネ10:11)。
一匹も失われることのないように見つけ出し、杖と鞭で私たちから離れずに導き、平安のもとに憩わせ休ませてくださる方です。この方は既に生まれ、私たちの主なられました。喜び祝って主イエスを迎えましょう!

<思い巡らし>
いと小さき者から生まれたイエス様/ すべての主が人となられた/ まことの羊飼いのイエス様