誰よりもへりくだって

フィリピの信徒への手紙2章1~13節  牧師 鈴木光

メリークリスマス! イエス様の誕生をお祝いしましょう!

今日はフィリピの信徒への手紙から、クリスマスに与えられた私たちの主イエス様のことを覚えましょう。
「キリストは神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました(6~7節)」
この世界を造られた神様が、造られた存在である私たち人間を愛してやまず、同じ人間となられました。人となられた神様、それがイエス様です。
お母さんとなるマリアさんのもとに天使ガブリエルが来たとき、天使は次のように言いました。「聖霊(神様の霊)があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる」
イエス様は人が死後に神様と呼ばれるようになったという存在ではありません。すべてを造られた神が人となれました。この驚くべき出来事を喜び祝うのがクリスマスです!
「人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。(7~8節)」
イエス様は誰よりもへりくだった方です。本来は神様である方が造られた人間になる、というほどのへりくだり方が他にあるでしょうか。しかも、その人間の中でも最も弱い存在である赤ちゃんから始めて人間の一生を経験されました。さらにその生まれた場所は家畜の飼われる出産場所としては最低なところでした。それは、誰でも望んで、求めさえすれば、この方に出会ってお迎えできるようになるためでした。イエス様はへりくだってあなたが迎えることを待っています。このクリスマスの時に、イエス様を信じて心に迎えましょう。
そして、イエス様の生涯は「十字架の死に至るまで従順」なものでした。十字架の死は、私たちのすべての罪の罰を代わりに受ける死でした。あなたのためにその生涯と命を与えに来られた方がいます。それが、イエス様です。クリスマスはあなたへの最高のプレゼントが与えられた日です。今、喜び賛美してイエス様を迎えましょう!