神様にはできる
ルカによる福音書1章26~38節
今日から教会暦でアドベント(待降節)に入ります。イエス様の誕生を覚え、あらためて喜びと感謝を味わいつつこの時期を過ごしたいと思います。
1.神様にはできる
「神にできないことは何一つない」と天使ガブリエルは言いました。私たちは日常の歩みの中で超自然的なことを経験することは、決して多くないかもしれません。しかし、聖書は神様がこの世界のすべてを造られたことを告げています。その神様にできないことはないのです。
マリアも天使からイエス様を身ごもると告げられて、そんなことは(関係をもったこともないので)あり得ない、と困惑します。しかし、天使は神様の霊(聖霊)が直接あなたの内に人となって宿るのだ、とまさに人知を超えたことを言うのです。自然の法則の中で、そんなことはあり得ないと皆知っています。しかし、その自然のすべてを造られた神様にはできるのです。全知全能の創造主が確かにいるのです。
2.私たちの救いのために
なぜ神は人となられたのでしょう。それもまた、私たち人間の考えをはるかに超えた理由でした。つまり、私たちが滅びることなく救われるための身代わりとして来られたのです。私たちは時に絶望します。この世界に対して、同じ人間に対して、死に対して、そして何より自分自身の罪に対して。救いはあるのだろうかと苦悩しますが、神様には救うことができるのです。イエス・キリストという方法で、神様は私たちを救われます。
3.受け取る信仰
神様にはできる、と言われてもマリアにとっては一見すれば非常に困った事態でした。しかし、マリアは「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身になりますように」と、神様の計画を受け取りました。神様は何でもできますが、私たちの応答を喜んで待っています。クリスマスこそ、イエス様をあなたの主と受け取る時です。それは目先の得に見えなくとも、あなたに本当に必要な方なのです。
<思い巡らし>
全知全能の存在について、イエス様の救いについて、受け取る信仰。