結婚と夫婦

マタイによる福音書5章27~32節 

山上で弟子たちに語られたイエス様のメッセージを聞きましょう。今日の個所では、男女関係、夫婦関係について語られています。

日本キリスト教団勝田教会さんの投稿 2020年9月5日土曜日

山上で弟子たちに語られたイエス様のメッセージを聞きましょう。今日の個所では、男女関係、夫婦関係について語られています。

1.姦淫するな
 「あなたがたも聞いているとおり、『姦淫するな』と命じられている(27節)」
 姦淫してはいけない、というのは旧約聖書の十戒に出てきます。弟子たちにとっては「聞いているとおり」の皆知っている教えです。でも、「姦淫」という言葉は私たちにとって一般的ではないので、意外とあいまいになりがちかもしれません。
 意味は実はシンプルで、結婚外の肉体関係はいけませんということです(いわゆる不倫も結婚前の関係も)。

2.男女関係は真剣に、大切に
 現代の日本では「えー、そうなの?」という感覚の人もいると思いますが、イエス様はさらにほとんどの人が「えー、そうなの!?」となる言葉を続けます。「しかし、わたしは言っておく。みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである(28節)」さらにその続きには、つまずきの原因になるなら目をえぐり出してしまえと怖いことを言っています。
 ほとんどの男性にとっては(見ただけというのは)厳しすぎる言葉だと思います。真面目な人ほど悩むでしょう。もちろん、実際に目をえぐり出せということがメッセージではありません。それくらいに真剣に男女関係を清く守りなさいということです。また、そのようにして守るくらい夫婦の関係と言うのは大切なものであるということです。(逆に言えば、これくらいギョッとするような強い言葉でなければ、すぐに流されてしまう人の弱さや罪の問題があるとも言えます。)

3.結婚は神様との聖なる契約(約束)
 姦淫の問題は裏を返せば、結婚関係の大切さということでもあります。聖書において結婚は神様の前での契約です。今日語られているのは、結婚の社会的な在り方ではなく、「神様との関係の中でもう一度、夫婦の関係を見直す」ということです。

<思い巡らし>
男女関係、夫婦関係を神様の視点でもう一度見てみましょう