聖書は何のため?

ヨハネによる福音書20章30~31節 

聖書は何のためにあるのでしょう。その目的を知りましょう。

日本キリスト教団勝田教会さんの投稿 2020年8月1日土曜日

1.イエス様を神の子、救い主と信じるため
今日の個所には聖書の目的が明確に二つあることが書かれています。それは「あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるため(31節)」です。
順に詳しく見てみましょう。
第一の目的は「あなたがイエス様は神の子、救い主(メシア)だと信じるため」です。ただ、イエス様の存在を信じるというのではなく、神が人となられた方で、私たちを罪の滅びから救う方だと信じるということです。
存在だけならほとんどの人が信じていますが、神の子、救い主と信じるには、本当にそうなのか確認しなければどうにもなりません。そのためにこそ、聖書はあるのだと言います。
この個所の直前には、使徒トマスがイエス様の復活を疑った出来事が記されています。しかし、そのトマスに復活したイエス様は直接会って、信じるようにうながします。トマスは「わたしの主、わたしの神よ」と言って信じました。
イエス様は既に天に帰っていますので、私たちは肉眼で見て会うことは許されていませんが、「見ないのに信じる人は、幸いです」とイエス様は言います。それは、体の目で見えなくても、聖書の言葉を聞くことを通して、いわば心の目で会って見ることができるようになるからです。
聖書を学んでみましょう。イエス様に出会ってほしいと心から願います。

2.信じて命を受けるため
 そうしてイエス様を信じる人は、「一人も滅びないで、永遠の命を得る(ヨハネ3:16)」と聖書は約束しています。聖書のもう一つの目的は、あなたが信じて命を受けることなのです。神様はあなたを愛しています。そして、滅びるのではなく、死の先に天国の永遠の命を受け取ってほしいと願っています。

<思い巡らし>
イエス様をどう信じていますか。聖書をとおして神の子メシアか確認してみましょう。神様はあなたを愛し、信じて命を受けてほしいと願っています