草の花、永遠の言葉

ペトロの手紙第一 1章22~25節 

聖書とはいったい何でしょうか。

日本キリスト教団勝田教会さんの投稿 2020年7月25日土曜日

1.永遠の神様の言葉
今日の個所にはまず、聖書が「神の変わることのない生きた言葉(23節)」だと語られています。聖書は、単なる本ではなく「神の生きた言葉」です。つまり、この聖書を通して神様は今も現実に私たちに語りかけています。
この神様の御言葉の特徴は「永遠に変わることがない(25節)」ということです。なぜなら、神様が永遠の方だからです。聖書で言う「永遠」とは、ただ長い期間という意味にとどまりません。創世記にあるとおり、神様はこの世界を造り、そこで「時間」も生まれました。神様は「時間」をも創造された方で、この世界の前からおられ、後にもおられる方、すなわち、永遠の主なのです。

2.草の花、はかない人間は永遠を想う
 私たち人間も神様に造られたもので、命に限りがあります。「人は皆、草のようで、その華やかさはすべて、草の花のようだ。草は枯れ、花は散る(24節)」
 一方で、神様と特別な関わりの中で生きるように造られました。ですから、旧約聖書にこうあります。「神は…永遠を思う心を人に与えられる(コヘレト3:11)」
誰でもある時、人生のはかなさと、永遠を求める心に気づきます。その心を満たすのは、造り主である神様であり、永遠に変わることのない主の言葉なのです。
 
3.永遠の命
 神様の永遠の言葉は、私たちへの「福音(=よい知らせ)」だと聖書は言います(25節)。なぜなら、聖書をとおして神様が伝えようとしているメッセージは、イエス様だからです。すなわち「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである(ヨハネ3:16)」という約束の言葉です。主はあなたが世の旅路を終えても、滅びることがないように、そして、ご自身と天国で永遠の命に生きるために人となりました。この聖書の約束を信じて、受け取りましょう。

<思い巡らし>
永遠とは? 永遠を求める心がありますか。永遠の命について