Lifeの回復
マルコによる福音書5章21~43節 牧師 鈴木光
イエス様のもとに、十二歳の娘が命の危機にある父親と、十二年間にわたり病気に苦しむ女性が、同じタイミングでそれぞれ助けを求めてやってきました。
1.失われた人生の回復
長く出血に苦しんでいた女性が、群衆に囲まれつつ進んでいくイエス様に背後から近づき、「この方の服にでも触れればいやしていただける」と信じて手を伸ばしました。そして、服に触れるとたちまち病は癒されました(25~29節)。
イエス様は誰が触ったのかと問いただします。隠しきれないと覚悟を決めて女性が名乗り出て、起きたことを打ち明けると、イエス様は「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい」と語りかけます(30~34節)。
イエス様は叱るためではなく、人々の前で彼女が完全に癒されたということを明らかにするために彼女を呼んだのでした。そして、安心して生きるようにと声をかけました。病のために身体的にも社会的にも苦しみ続けた女性が、そのどちらの苦しみからも解放された瞬間です。
自分の人生が奪われたり、失われたと感じていることはありませんか。イエス様を信じて近づき、手を伸ばす時、イエス様が回復を与えてくださるのです。
2.失われる命の回復
病気の女性が癒される出来事の一方で、助けを求めて来ていた父親の娘は息を引き取っていました。家から使いのものが来て「もう、先生を煩わすには及ばないでしょう」と告げます。しかしイエス様は「恐れることはない。ただ信じなさい」と言って家に行き、娘の手をとり、声をかけると少女は生き返りました(35~42節)。
人々はイエス様を「先生」と尊敬はしていましたが、死んだ者に命を与えることのできる主であるとは信じていませんでした。しかし、イエス様はそれが出来るお方だとはっきりとここで示されたのです。イエス様を信じる者は一人も滅びないで、永遠の命を受ける(ヨハネ3:16)という聖書の約束は、この個所にも表され、今、私たちにも与えられています。信じて受け取るものになりましょう。
3.二つのLife
生き返った娘に食事をするようにイエス様ははからいます(43節)。永遠の命を受けるという大きなことも信仰であり、また、寝たり食べたりという生き方もまた信仰に基づくものです。命も生活もイエス様から受け取って生きていきましょう。
<思い巡らし>
人生の回復を求める/信じて永遠の命を受けとる/二つのLife



