忘れられることはない
エレミヤ書50章1~7、17~20節 牧師 鈴木光
エレミヤ書を順に読んできたシリーズの最後です。神様がエレミヤをとおして語ったのは、バビロンが滅びるという予告であり、またその時には、人々と神様との関係が回復するという恵みの約束でした。
1.忘れられることはない
バビロンが滅びる「その日、その時には」、人々は涙と共に主を尋ね求めて来て、「彼らは主に結びつき、永遠の約束が忘れられることはない」と語られています(4~5節)。
ユダヤの人々はエレミヤをとおして何度も与えられた神様からの呼びかけを拒み続け、結局滅んでしまいました。まさに神様との結びつきを自ら絶ってしまっていました。しかし、主はどこまでの忍耐強く、憐れみ深いかたです。また関係を回復してくださると言うのです。
現在の私たちも、イエス様をとおして、赦しと永遠の命を与えられる、愛の約束が与えられています(ヨハネ3:16)。アッシリア、バビロン、ペルシャと人間の世界は時と共に移ろいますが、永遠の神様の約束は忘れられることはありません。
2.迷子の羊
神様と人々の関係をここでは羊と羊飼いにたとえられています。まず、人々の状況は「迷える羊の群れ」でした。王や指導者たちは、結局のところ、自分のことを考えて人々を神様から引き離し、迷わせ、敵がくれば逃げ出しました(6~7節)。そして、そのようにして神様との関係が壊れてしまった状態を、聖書では「罪」と言うのです。
それは「まことの牧場の主」である神様のもとから、迷い出て、離れてしまっている私たちみんなの状況です。
3.牧場に帰る
しかし、「その日、その時」には、神様は「元の牧場に連れ戻す」と力強く約束してくれています。実際に、ユダヤの人々はバビロンが滅びてから、約束の土地に帰りました。その時に起きるのは、主が人々の咎も罪もすべて赦すということでした(19~20節)。現在の私たちも、イエス様の十字架と復活の「その日、その時」から、罪の赦しと神様の子どもとされる約束を与えられています。この約束を信じて受け取り、本来の牧場で生きるものとなりましょう。
<思い巡らし>
永遠の約束/迷い出た羊/信じて牧場に帰ろう



