感謝と賛美で

詩編145篇10~21節  牧師 鈴木光

今年最後の礼拝です。一年を振り返り、主に感謝と賛美をささげましょう!

1.王なる主に感謝と賛美を
 詩編145篇は感謝と賛美の祈りです。いろんな面から神様の栄光や恵みを数えて賛美を呼びかけています。
 今日の個所ではまず、神様の「主権」のゆえに感謝と賛美を呼びかけます(10~13節)。この「主権」と訳される言葉の原語の意味は「王国の」です。つまり、言い方を変えれば、王である神様にその権威ある御業を覚えて感謝と賛美をささげようというのです。
 神様がこの世界のすべてを造られたのですから、すべての王としての権威と力を確かに主はもっています。この一年の歩みを振り返って、神様の御業を感じた出来事は何でしたか?

2.恵みで満たしてくださる主に感謝と賛美を
次に祈りは、神様が私たちを支え、必要なものを与え、満たしてくださる方であることを思い起こさせて感謝と賛美を呼びかけます(14~16節)。
私たちの歩みに起こる出来事は、良いことも悪いこともあります。しかし、主は倒れそうなときにひとりひとりを支えてくださり、必要を与え、また最終的に最善に導いてくださる方です。また、神様との関係の中で与えられる満たしは、単なる良い出来事や物理的な満足を超えるものです。
この一年を振り返って、神様の恵みや満たされた経験は何でしたか?

3.救いと愛の主に感謝と賛美を
 最後に、祈りは主の「救いと愛の御業」のゆえに賛美に導きます(17~21節)。
 あらためて、私たちに既に与えられているイエス様の十字架の愛と赦しを思い起こしましょう。また、それをはるか昔の出来事として受け取るのではなく、今もなおイエス様が「近くにいる(18節)」方であることを覚えて感謝と賛美をささげましょう。
 この一年を振り返って、イエス様の愛や救いがあなたの中で大きくなった経験はありますか。また、イエス様との関係はどうでしたか?

<思い巡らし>
神様の御業を思い出して/恵みと満たされた経験を思い出して/イエス様との関係性を思い巡らして…感謝と賛美で一年をしめくくりましょう!