死と天国

申命記29:28 ・マタイによる福音書8章18~22節  牧師 鈴木崇巨

 

1.人の目に、死は隠されたことがらです。
人には自分がいつ死ぬのか、どのように死ぬのかを知らされていません。旧約聖書では、死は「隠された事柄」(申命記29:29)の一つだと書かれています。新約聖書で、イエス様は「死人のことは死人に葬らせなさい」(マタイ8:22)と言っておられます。これは死というものは、人間には分からないことであるという意味です。私たちは自分の死について、神様にお任せしましょう。

2. 私たちも天国に復活します。
イエス様の復活は、一番穂のようなものです。イエス様が復活したからには、私たちもイエス様のように復活するということです。畑全体の穂が出て来るようなものです。私たちも死後に天国に復活することを信じて生きて行きましょう。

3. 天国は地上の生活と異なります。
 天国にはテレビや映画はないのでしょうか。もしなければ、永遠に退屈してしまいます。パウロは「神の国(天国)は、飲み食いではなく、聖霊によって与えられる義と平和と喜びなのです」(ローマ14:17)と言っています。天国と地上とは全く違うところです。天国は霊的な喜びで満ち溢れているところですから、けっして退屈してしまうところではありません。天国は想像できないくらいすばらしいところのはずです。宇宙を創造された神は、奇跡の神です。その神に委ねて死ぬまで信仰を持って生きて行きましょう。

4.人間は小さな生き物です。
 聖書には二つの大きな奇跡が書いてあります。一つは「天地創造」、もう一つは「イエス・キリストの復活」です。私たちは、このような神を信じているのですから、たとえ自分の死について分からないことがあっても、全能の神に委ねて生きて行きましょう。