希望を持って

Ⅰテサロニケの信徒への手紙4章13~14節 

永眠者記念礼拝です。既に天にいる神の民と共に主を礼拝しましょう。

1.嘆き悲しまないために
 「兄弟たち、既に眠りについた人たちについては、希望を持たないほかの人々のように嘆き悲しまないために、ぜひ次のことを知っておいてほしい(13節)」
 毎年この時に確認する大切なことですが、永眠者とは永遠の眠りについた者という意味ではありません。もし、死が永遠の別れで、人は滅びて終わるのであれば、もう希望はありません。嘆き悲しむよりほかないでしょう。
 しかし、永眠者とは「永遠の命に目覚める眠りについたもの」です。私たちには希望があるのです。

2.イエスは死んで復活した
 「イエスが死んで復活されたと、わたしたちは信じています(14節前半)」
 その希望とは、イエス様が死んで復活したということです。ただ復活したのではなく、「死んで」復活しました。誰もがみな死んでしまえば生き返らないことをしっています。変えることのない恐るべき事実です。
 しかし、聖書は信じるべきもう一つの恐るべき事実を語っています。それは、イエス様だけは、死んだのち、確かに復活したということなのです。イエス様は復活して、ご自分が主であり、永遠の命が本当にあることを証明しました。

3.希望の約束
 「神は同じように、イエスを信じて眠りについた人たちをも、イエスと一緒に導き出してくださいます(14節後半)」
 ただ単にイエス様が主で、永遠の命がある、という事実だけでは、私たちにとっては不安定な希望です。しかし、神様は信じる者にも永遠の命を約束しています。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである(ヨハネ3:16)」イエス・キリストは確かな希望の約束です。既に天にある兄姉と同様に信仰を持って生きましょう。

<思い巡らし>
永遠の命の希望を確かに持っていますか