地の塩、世の光

マタイによる福音書5章13~16節 

あなたがたは地の塩、世の光なのだ、とイエス様は語ります。

日本キリスト教団勝田教会さんの投稿 2020年7月4日土曜日

1.地の塩、世の光
イエス様は弟子たちに、「あなたがたは地の塩である(13節)」、「世の光である(14節)」と語りかけます。そうありなさい、というのではありません。イエス様を信じて従う人は、誰でも既に「地の塩、世の光」なのだと言うのです。
塩は素材を活かし、腐敗を防止し、味わう喜びを与えるものです。クリスチャンは、この地上の生涯にあって本来そのような存在なのです。
光はまわりを照らして良いものも悪いものも姿を明らかにし、進むべき道を示し、希望を与えるものです。クリスチャンは、世の中にあってそうなのだと言います。

2.味を失わず、光を隠さず
塩が味を失ってしまったら何の役にも立ちません(13節)。光も隠しておいては意味がありません(15節)。山の上にある町は隠れることができないように(14節)、あなたは地の塩、世の光であることを隠してはいけない、ということです。イエス様を信じて従っている姿を隠していてはいけない、とイエス様ご自身が語りかけています。

3.味も光も主から来るもの
とは言うものの、出る杭は打たれる、の文化が根付いている中では、あまり主張するのも気がひけるということもあるでしょう。しかし、イエス様の言葉を注意深く聞いてみると、自分を主張するようにと言っているのではありません。むしろ、塩を塩とするもの、そして私たちが輝かせる光の本体が別にあることがわかります。月が自ら輝くのではなく太陽の光を反映するように、私たちも自分を輝かせるのではなくて主の栄光を反映するのです。
あなたが本当にイエス様の生き方や、教え、そして何よりも赦しや愛を良いものだと信じて分かち合うならば、周りの人々にも喜びとなり主の栄光となるでしょう。

<思い巡らし>
イエス様の素晴らしさを反映するにはどうすると良いでしょう