みことばは
マタイによる福音書2章13~23節
旧約聖書の預言の言葉が、イエス様をとおして次々と現実になりました。聖書の御言葉は現在を生きる私たちにも、現実的に関わってくるものです。
日本キリスト教団勝田教会さんの投稿 2020年5月2日土曜日
1.御言葉は私たちを導き、守る
ヨセフとマリアは生まれたばかりのイエス様を連れてエジプトに避難します。ヘロデ王が命を狙っていることを天使が告げたからです。この出来事はホセア書の言葉が実現したものでした。
聖書の言葉は私たちを導き、守ります。それは時に勇気づけ励ますこともあれば、危険を避けるために逃げることを勧めることもあります。私たちが神様の御心を求めて御言葉を聞くときに、最善を考えてくださっている神様の計画が分かるようになっていきます。
2.御言葉は人の罪の現実を明らかにする
イエス様は難を逃れましたが、ヘロデは王座を脅かされると誤解して赤子の恐ろしい虐殺事件を起こします。それはエレミヤ書に記された嘆きの言葉が現実になったようでした。
聖書の言葉は人の罪の現実を明らかにします。ヘロデをとおして権力欲や、不信、そしてそれが生み出す恐ろしい罪の行いが見えます。さらに聖書の語っている罪は単なる犯罪ではなく、その背後にある心の罪、そしてさらにその源となっている神様との関係が壊れていることまで含みます。人の本当の問題を明らかにするのです。
3.御言葉は私たちを救うイエス様を伝える
危険が去って戻って来たヨセフとマリアは、北のガリラヤ地方にあるナザレという町に住みます。これはナザレという言葉のもとになっているのが、イザヤ書に多く出てくる「新しい芽」という救い主を表す言葉であることの実現だと言います。
聖書の御言葉はイエス様を明らかにします。神様は人になり、貧しく、小さな田舎で過ごし、人を赦し、十字架であなたの罪の罰をすべて受けました。救い主であり、あなたを愛するイエス様の姿は聖書をとおして初めて知ることができます。