井戸を掘る

 創世記 26章15~25節

「神様の呼びかけに応える」。その人が神様から受け取るものは、永遠に受け継がれていく祝福です。私たちの日常生活は、神様の祝福のご計画の上を歩んでいます。

1.恵みの井戸(15~16節)

ゲラルという土地は、年間降水量が300ミリくらいと言われている場所で、水をとても大切にしています。水が湧き出る「井戸」はその土地の豊かさを生む恵みの象徴でした。父アブラハムもこのゲラルで井戸を掘りました。そしてそこから必ず水が湧き出るのです。イサクも同じように井戸を掘り当てます。ゲラルの王アビメレクは、このことが恵みであることを知りつつも、周囲の人々の妬みややっかみを抑えられなくなり、国の存続をも揺るがすかもしれないと恐れ、イサクにゲラルから出ていくようにお願いします。

2.平和の井戸(22節)

イサクは、ゲラルの谷に移り、ペリシテ人が、埋めてしまった井戸を一つずつ掘りなおします。そして新たに井戸を掘り、水が噴き出ると、ゲラルの羊飼いはそこを自分のものだと言いがかりをつけてきます。イサクは、井戸の争奪戦はくり広げず、次の所に行きまた井戸を掘ります。

3.引き継がれる祝福(23~25節)

ある晩、イサクのもとに神様が現れ、アブラハムに語った祝福の約束をイサクに語ります。アブラハム、イサクは神様を礼拝し、素晴らしい信仰者です。しかし彼らも私たちと変わらない罪人です。井戸を掘る毎日の中で神様は、アブラハムから受け継がれた祝福がイサクにある事を語ったのです。神様に礼拝をささげた後、また井戸を掘る日常へと戻るのです。私たちも今、神様の祝福の計画を生きていますその計画は、次の世代へと引き継がれる祝福の計画です。神様主導の計画です!

祈っていきましょう!

<思い巡らしてみましょう>

祝福を引き継ぐことを祈る前からあきらめていませんか?

私たちの信じる神様は何でもできます!!不可能はありません!!