笑いと苦しみと

創世記 21章1~21節    

   

 

 アブラハムとサラの間についに神様の約束の子が与えられます。

1.神様は笑いを与えてくださる <サラ>

 サラは子どもを与えられて、「神はわたしに笑いをお与えになった(6節)」と大いに喜びました。主は私たちに笑い(喜び)を与えてくださる方です。様々な人生の中での喜び笑い、そして何よりイエス様の愛と救いの喜びが与えられています。また、その笑いは他の人々にも分かち合うことができます。主から与えられている笑いを大いに喜びましょう。

 

2.それをからかう者もいる <イシュマエル>

 一方で、イサクの異母兄弟にあたるイシュマエルはそれを喜びませんでした(9~10節)。彼の境遇を考えると無理もないことかもしれません。しかし彼にもまた神様の計画があります(後述)。神様の約束の喜びを素直に受け取れない人もいます。何事にも神様の時がありますから、時に待つことが必要です。

 

3.主は苦しみも与えられる <アブラハム>

 サラと一緒に大喜びのアブラハムでしたが、すぐに苦しみがやってきました。家族の中での確執が彼を苦しませます(11節)。その中でも大切なのは、神様はその苦しみを担ってくださり、将来に希望を見せてくださるということです(12~13節)。信仰を持つと苦しいことが無くなるわけではありません。しかし、主はそれを共に負ってくださり、乗り越える力を与えてくださるのです。

 

4.それぞれの笑いと苦しみ <ハガル>

 イシュマエルとその母ハガルは家を出ることになりました。そして大いに泣きます。その泣き声を神様は聞き逃しません。そして彼らにもまた別の約束があることを伝えました(16~18節)。

イエス様の救いはただ一つですが、神様は一人一人にちゃんと関わってくださり、その人生に導きを用意しておられます。あなたにももちろんあります。

 

<思い巡らしてみましょう>

 上の四人で自分と重なる所はありますか。主の関わりはどうですか。