我が内に住まう主
ヨハネによる福音書 14章15~27節
ペンテコステ(聖霊降臨祭)です。私たちの内に主の聖霊が共におられることを、喜び、祝いましょう。
1.私の内に住まれる主
イエス様は復活して多くの人々の前に現れたのち、天に昇って行かれました。しかし、弟子たちを見捨てて「みなしごにして(18節)」 いかれたわけではありません。前もって繰り返し、ご自分の霊である聖霊を代わりに遣わしてくださると約束をしておられました。今日の箇所もその約束の一つです。そして、実際に十字架と復活から50日後に弟子たちに聖霊が降りました。
もちろん、聖霊は今もイエス様に従う人すべてに注がれています。イエス様を肉眼で見ることはできませんが、それ以上にいつも「永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる(16節)」と約束された通りです。「思い出の中に生きる」とか「心のうちに生きている」という観念的なものではなくて、信じる時に実際に私たちの内に主が住んでくださるのです。
2.主の内に住む私
聖霊(イエス様の霊であり神様の霊)が私たちの内におられるということは、同時に私たちがイエス様(そして父なる神様)の交わりの内にいるということでもあります(20節)。そうして神様との深い関係が築かれていくと、より深く主の愛や、主の思いや考え、御心が分かり、感じられるようになってきます。聖書を読む時も、祈る時も、不思議と主がおられることを感じ、受け取るものが増えていきます。
3.へりくだって近づく
十字架の姿によく表されているように、イエス様は私たちを愛しています。その愛を受けて、主イエスを愛する人は幸いです。主を愛する人に、主はさらに愛をもって応え、ご自身(聖霊)をお与えになります。しかし、主は拒むものの内に無理やり押し入ろうとする方ではありませんから、世(信じない人)は聖霊を見ることも、知ることも、受け取ることもありません(22~27節)。へりくだって主に近づく時、主は近づいてくださいます(ヤコブ4:8~10)。
<思い巡らしてみましょう>
悔い改めてイエス様を信じ、聖霊と共に歩みはじめましょう。