羊飼いへの知らせ

ルカによる福音書2章8~20節

メリークリスマス! イエス様の誕生をともに喜び、祝いましょう!

1.暗闇に光

クリスマスの知らせを最初に受けたのは「野宿をしながら、夜通し羊の番をしていた(1節)」羊飼いたちでした。羊飼いの働きは野宿も徹夜もつきものの過酷なもので、にもかかわらず貧しく、安息日も守れないため「罪人」とささやかれるような存在でした。そんな彼らが過ごしていた静かな夜中に「主の天使が近づき、主の栄光が回りを照らし(2節)」ました。
ここには「暗闇」の中に「光」が現れる様子が、非常に象徴的に記されています。イエス様の誕生は「暗闇に現れた光」です。イエス様は、私たちの人生の暗闇、心の中の闇、世の中の暗闇、それらを照らして闇を退けてくれる光なのです。

 

2.誰のための誕生日

普通、誕生日は生まれた人を祝うものです。しかし、イエス様の誕生日であるクリスマスは、私たちにとっての祝いの日なのです。
天使は羊飼いたちに「民全体に与えられる大きな喜び(10節)」としてイエス様の誕生を告げました。「あなたがたのために救い主がお生まれになった(11節)」飼い葉桶に眠る赤ちゃんが「あなたがたへのしるし(12節)」だと言うのです。
そうです。このクリスマスに私たちに与えられた赤ん坊こそが、私たちの罪を赦し、永遠の命を与えるために人となられた主ご自身なのです。あなたに救い主が与えられた日がクリスマスです。このプレゼント、主イエスを心に迎えましょう。

 

3.賛美と礼拝の日

羊飼いたちはすぐに出かけ、飼い葉桶のイエス様に出会いました。どんなにか嬉しかったことでしょう。
彼らはその喜びを「神をあがめ、賛美して(20節)」あらわしました。「クリスマス(Christmas)」とは「キリスト(Christ)」を「礼拝(mas=ミサ)」する日です。私たちもイエス様を主としてお迎えし、賛美と礼拝をささげて過ごしましょう!

 

<思い巡らしてみましょう>

あなたに救い主が与えられました。喜び迎え、礼拝しましょう!