イエス様のお生まれ

ルカ2章1~7節、ヨハネ3章16節

待降節3週目です。イエス・キリストの誕生の出来事と意味に心を留めましょう。

1.イエス様のお生まれ

今日の箇所にはイエス様がお生まれになった時の様子が、その頃の社会背景と共に記されています。それは「皇帝アウグストゥス」の時代で、キリニウスという人物がシリア州の総督をしていた期間、そして皇帝によって「住民登録」をせよと勅令の出た時でした(1~3節)。これらの情報は「ナザレ出身のイエス」という人物は、想像上の人物ではなく、実在の方であったということを証しています。 聖書の信仰は「こうであったらいいな」という人間の想像や願望によるものではありません。私たちは実在の神様、そしてイエス様を信じるのです。

 

2.キリストのお生まれ

さらに聖書はイエス様が「キリスト(救い主)」であることを教えています。イエス様は住民登録のためにヨセフの出身地「ベツレヘム」で生まれました(4~5節)。先々週の聖書箇所で歴史は「皇帝アウグストゥス」が住民登録を行ったという出来事を語りますが、もあるミカ書5:1に、救い主が「ベツレヘム」で生まれるということが記されていました。イエス様の生まれる何百年も昔から、主は救い主によって私たちを罪と滅びから救う計画を持っておられました。聖書はそこに主の御手があったことを明らかにしています。皇帝も、歴史も、全てのものは創造者である主の御手の内にあります。

 

3.あなたの主のお生まれ

その「主」が人となって、しかも小さな赤ちゃんとなってお生まれになり、「飼い葉桶」に寝かされました。宿屋に彼らの居場所はなかったからです(6~7節)。ここにイエス様のお生まれの本当の意味があります。ヨハネ3:16に「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された」とあります。「世」とは、神様を拒んで悔い改めることのできない、私たち一人ひとりのことです。まさに、そのような私たち(あなた)のために主は人となって来られました。クリスマスは、拒む私たちを、なお愛して、救うために生まれた主イエスをお迎えする時です。

 

<思い巡らしてみましょう>

主を拒んでいませんか?あなたのためのイエス様です