マタイによる福音書 8章5~13節
この夏は「イエス様に出会った異邦人たち」をテーマに聖書を読んでいきます。今日の箇所には部下の病気を癒してほしいと願う、異邦人の百人隊長が登場します。
1.「主」の権威
カファルナウムの町に駐屯している百人隊長がイエス様のもとに来て、自分の部下が病気でひどく苦しんでいると訴えます(5~6節)。しかし、彼はただ問題を言いに来たのではありませんでした。イエス様は部下の病気を癒すことができると信じていたのです。それは、この百人隊長がイエス様を「主」と呼んだことからも分かります(6節)。実に、信仰とは「イエスを主なる神様と信じる」ことです。百人隊長は、イエス様は主であるから、全てのことを、病気でさえも「癒されよ」と従わせることができる「権威」があると信じていました(8~9節)。あなたはイエス様を何者だと思っていますか?
2.信仰によって救われる
百人隊長の言葉を聞いてイエス様は感心し、「わたしはこれほどの信仰を見たことがない(10節)」と言われました。「これほどの信仰」とは、決して彼の「信仰心の強さ」を言っているのではありません。「信仰の中身」を言っています。すなわち、百人隊長は疑わずに「イエス様は全てをご支配なさる主なる神」と信じていました。これが「そこそこ力のある人」とか、「素晴らしい徳の高い聖人」とか、「病気くらいまでなら癒せる超能力者」といったように信じていたというならば、それは全く信仰などではありません。繰り返しますが、あなたはイエス様を何者と信じるでしょうか?
3.信じた通りに
その信仰を見て、イエス様は「あなたの信じたとおりになるように(13節)」と宣言され、実際に百人隊長の部下は癒されました。主イエスを信じる者は救われる、とは真実です。信じることは救いを受け取ることです。
<思い巡らしてみましょう>
イエス様をどう思いますか?聖書の証に耳を傾けましょう。また、応答しましょう。