復活を信じる
ヨハネによる福音書 20章1~10節
イースター(復活祭)です。イエス様の復活を覚えて、喜び祝いましょう。
1.置いてあった亜麻布
イエス様の遺体が墓から消えていると知らせを受けて、ペトロとヨハネは実際に墓を見に行きました。ペトロが中に入って見たのは、イエス様の遺体を包んでいた亜麻布と、顔を覆っていた布がそのままの形で置かれてあり、遺体だけが無くなっている様子でした(5~7節)。遺体泥棒の犯行ならば、わざわざ布を外して置いてはいかないでしょう。それはイエスが死者の中から復活したことを伝える、主ご自身からのメッセージでした。
墓も死もイエス様を縛り付けることはできません。そして、この復活を信じる者にイエス様は永遠の命をお与えになります(ヨハネ20:31)。喜び祝いましょう!
2.見ているものしか信じられない?
ペトロに続いて墓の中に入った使徒ヨハネは「見て、信じた(8節)」と書かれています。彼は見たものを信じました。すなわち、そこにイエス様の遺体はない、という目に見えたことを信じました。しかし、それはまだ、目にしていない「復活したイエス様」を信じたわけではありません。イエス様と寝食を共にし、多くの奇跡を目の当たりにしてきた使徒たちでさえも、目に見える以上のことを信じることがなかなかできませんでした。だからこそ、イエス様はこの後、弟子たちの前に姿をあらわし、現在の私たちにも語りかけるようにして「見ないのに信じる人は、幸いである(ヨハネ20:29)」と言われました。
3.聖書の言葉を悟る
現在の私たちの前にイエス様が肉体をもって現れることは基本的にはありません。しかし、見ても「理解していなかった(9節)」使徒たちの時と違い、今の私たちには聖霊(神様の霊)が与えられています。有名な「求めなさい。そうすれば、与えられる(ルカ11:9)」の言葉通り、私たちが心からイエス様を求めるならば、聖書の言葉と聖霊の働きによって今生きておられるイエス様を見ることができます。
<思い巡らしてみましょう>
イエス様の復活は永遠の命の証です。主イエスを求めましょう。