それぞれの結末

エレミヤ書39章1~18節  牧師 鈴木光

エルサレムが陥落してユダ王国が滅んだ時の出来事が書かれています。エレミヤ書に記されたそれぞれの結末はどうだったでしょうか。

1.主に従わなかったゼデキヤ王
ゼデキヤ王は王子や側近たちが処刑され、自身もひどく痛めつけられて足かせをつけられて捕囚になりました(4~7)。これは先週読んだ箇所のとおり、再三の神様からの警告とうながしを無視し続けた結果で、言われていたとおりの結末でした。
誤解してはいけませんが、神様は裁くのが好きな方ではありません。むしろ、人には考えられないほどの忍耐強さで立ち帰るように促すかたです。しかし、当時に正しい方でもあるので、最後まで救いの手をはねのける者が自分で選んだ(あるいは選ばないことで降りかかった)結果を奪うようなことはしません。
イエス様も「光のあるうちに、光を信じなさい(ヨハネ12:36)」と言われます。私たちも呼びかけられている今、立ち帰って主に従いましょう。

2.主に従いとおしたエレミヤ
一方で、悔い改めをうながす神様のメッセージを伝え続けたために、監禁されていたエレミヤは、都が落ちると逆に身の安全を保障されます(8~14)。
これもまた、一番はじめにエレミヤに神様が約束した言葉のとおりでした。
「わたしがあなたと共にいて、必ず救い出す(1:8)」
敵からも同胞からも、いつ殺されてもおかしくない状況の中でも、神様は確かに御言葉の約束通りエレミヤを守られました。エレミヤもその言葉を信じました。

3.主に信頼する人は誰でもエベド・メレク
この章の最後に出てくるのはクシュ人(エチオピア人)の宦官エベド・メレクです。この人は以前、都合のよくないことを語る者として命を狙われていたエレミヤを、権力者たちの手から救出した人です(38章)。
彼に対しても神様は、都が陥落しても身の安全を守ると約束されます(15~18)。特に最後にその約束の理由を神様はこう語ります。「あなたがわたしを信頼したからである(18節)」
民族や立場に関わらず、主を信頼する人はみな救われるというのが聖書を一貫してのメッセージです。彼のように私たちも主に信頼して従う者になりましょう。

<思い巡らし>
神様のうながしに応答しよう/主の言葉に信頼しよう、従おう/