御子の福音

ローマの信徒への手紙1章2~4節  牧師 鈴木光

メリークリスマス! イエス様の「福音(良い知らせ)」を受け取りましょう!

1.愛の知らせ
「福音は、神が既に聖書の中で預言者を通して約束されたもので、御子に関するものです(2~3節)」と語られています。
聖書の伝える最大の良い知らせは、もちろん神の御子であるイエス様のことです。そして、イエス様は神様の急な思いつきでやって来たのではなく、創世記のはじめから神様が準備をしてきた愛のしるしであると言っています。
イエス様の誕生を最初に知らされたのは、世の人々からは忘れられたような存在である「羊飼い」たちでした。その時、天使たちは彼らに「あなたがたに大きな喜びを告げる(福音の動詞形)」、「飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子…(中略)…があなたがたへのしるしである」と言いました(ルカ2:10~12)。特別な貴族や王のためではなく、ただ一人の人間として、私たち一人一人が選ばれ、決してあなたを忘れてはいないというメッセージを込めてイエス様はお生まれになったのです。

2.赦しと救いの知らせ
次にイエス様は「肉によればダビデの子孫から生まれ」たと言っています(3節)。
言い換えれば、神様は私たちと同じ人間になってくださったということです。それは、私たち一人一人の罪の裁きを代わりに受けるようになるためでした。
ダビデの子孫である系図がマタイによる福音書の冒頭に書かれています。そこには旧約聖書に記された多くの信仰の人々も出てきますが、その人々も含め、誰もが罪のある人間であったことが旧約を見ると分かります。罪の行き着く先は、神様と関係のないものとしての死と滅びです。しかし、その死と滅びの人間の中にこそイエス様は生まれて、十字架にかかって赦しと救いを与えてくれました。

3.永遠の命の知らせ
一方で、最後に「聖なる霊によれば、死者の中からの復活によって力ある神の子と定められたのです(4節)」と語られています。
イエス様は神が人となられた方、すなわち神の子です。おとめマリアに聖霊が体をもって宿り、生まれました。それが真実である証明が、イエス様が実に復活したことです。それは同時にこの方が口約束ではなく、確かに私たちに死の先の永遠の命を与えてくださる方であることをも証ししています。福音を受け取りましょう!

<思い巡らし>
イエス様は主の愛の知らせ/赦し救いの知らせ/永遠の命の知らせ