日の昇る処から沈む処まで

詩編113篇1~9節  牧師 鈴木光

アドベント(待降節)の第二週です。詩編の賛美の祈りから、イエス様を迎える喜びを体験しましょう。

1.肩を並べてくださる主
「わたしたちの神、主に並ぶものはあろうか。主は御座を置き、なお、低く下って天と地をご覧になる(5~6節)」
主は天地(宇宙も地球も生き物もすべて)を造られた創造主であることを、聖書はその一番初めからハッキリ語っています。私たち自身も、私たちの世界の全ても造られた方と「並ぶもの」は確かにありません。
しかし、神様は普段は私たちに関心を示さず、お空の向こうから気まぐれにたまに何かするような存在ではありません。むしろ、私たち造られた小さな人間の一人ひとりまで深く愛して、関わろうとされている方です。その最たる姿が自ら「低く下って」人となられたイエス様に他なりません。私たちと並ぶどころか、最も貧しい飼い葉桶に寝かせられた赤ちゃんの姿のイエス様を見る時、私たち以上にへりくだって、私たちのもとに来てくださったことを思います。この方を迎えましょう。

2.大逆転をおこす主
主は「弱い者」「乏しい者」「不自由な者」「惨めな思いをする者」を、その貶められたところから引きあげ、高める方だと言います(7~9節)。
イエス様は「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである(マタイ5:3)」と言われます。この世界のもので満ち足りている者は、神様もその恵みも目を留めないでしょう。しかし、持たない者は素直にイエス様が与えようとするすべてを求めることができるでしょう。
また、イエス様に先立って道備えをした洗礼者ヨハネは、老年まで子どもが与えられず悲しんでいたエリザベトのもとに生まれました。イエス様自身は、それまで誰からも注目されていなかった、ただ普通の町娘だったマリアが選ばれて生まれました(ルカ福音書参照)。ほかならぬ小さな「わたし(あなた)」を選んでイエス様は産まれておいでです。なによりも大きな恵みであるイエス様を受け取りましょう。

3.日の昇る所から沈む所まで
このイエス様が与えられているという福音を受けて、私たちは賛美をもって応えましょう。日の昇る所から沈む所まで全地でクリスマスの恵みを喜び祝いましょう。

<思い巡らし>
ヘリ下って来られたイエス様/あなたを選んで/喜びたたえよう