イエス様が来た!

ルカによる福音書4章38~44節  牧師 鈴木光

イエス様がカファルナウムの町で多くの人々を癒しました。

1.「神の国の福音」とはイエス様!
 人々を癒して翌朝、イエス様は祈るために人のいないところに行きます。すると群衆はイエス様を探し出し、自分たちから離れないでほしいと言います。しかしイエス様は「ほかの町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない。わたしはそのために遣わされたのだ」と答えました(42~44節)。
 神の国の福音(良い知らせ)とは、いろんな意味が含まれていますが、イエス様が単なる言葉だけではなくて自ら「遣わされた」ものとして人々のもとに行かれたことを見ると、最大の福音とは「イエス様」そのものだと分かります。
イエス様が私たちのもとに来ました!

2.主が人となった
 カファルナウムの町でイエス様はまずペトロ(シモン)のしゅうとめさんの高熱を癒します。その癒しかたは、なんと「熱を叱りつける」というものでした(38~39節)。いったいどんな人間が「熱を叱る」ことで言うことを聞かせることができるでしょうか。まさにこの出来事はイエス様が人間の体も含めて、自然の被造物すべての主権をもっている神様が人となられた方であることを証ししています。
 私たちを造られた創造主の神様は私たちを愛し、人となられました。

3.一人ひとりに触れてくださる
 続けていろんな病気の人々が連れて来られますが、イエス様は「その一人一人に手を置いていやされ」ました(40節)。イエス様は一人一人に触れてくださる方なのです。多くの病人たちの名前は記録されていませんが、そこには確かに現在の私たち同様に生きている人間がいました。そして、今もイエス様は私たち一人一人の人生に、現実に関わってくださる方です。あなたのもとにイエス様は来ています。

4.救い主キリスト
 最後に、イエス様を見て悪霊たちは自ら逃げ去って行きました(41節)。悪霊たちこそイエス様が「メシア(救い主)」であることを知っていました。イエス様は私たちをすべての「捕らわれ」から解放してくださる方です。

<思い巡らし>
イエス様はあなたのもとに来ています/ イエス様は現実に関わってくださる方です/ イエス様はあなたを創造された主が人となられた方です