その日にわたしは

ハガイ書2章20~23節  牧師 鈴木光

今年度の主題を含むハガイ書の最後の個所を読みましょう。

1.最後に目を向けるべきは…
 これまで預言者ハガイをとおして神様が語りかけてきたのは、総督ゼルバベルと大祭司ヨシュア、そして民の残りの者、というように「リーダーにも、人々にも(ようは全員)」に対してでした。ところが、最後の今日の個所では「総督ゼルバベルに告げよ。わたしは天と地を揺り動かす(21節)」とゼルバベルだけに限定しています。これは決して「リーダー」にだけ語っているからではありません。
 実はゼルバベルは新約聖書の初め、マタイによる福音書のさらに初めの1章12節に登場するのです。それは、イエス様の系図のバビロン捕囚から帰還した重要な一人としてなのです。つまり、ゼルバベルを名指しして、やがて来る救い主のイエス様のことを告げているのが今日の神様のメッセージなのです。
 私たちが最終的に目を向けるべきは、いつもイエス様です。

2.新しい王国が始まる
 イエス様によって神様はその日、「国々の王座を倒し、異邦の国々の力を砕く(22節)」と言います。この国の本来の意味は「王国」です。人間の支配や権力が砕かれ、イエス様が王である国が始まると言うのです。
 イエス様が十字架にかかった日、確かに「天と地が揺り動(21節)」きました。そして、この地上にあってもイエス様を王と迎える人のもとに、神の国が始まるのだと約束の言葉が与えられました。地上の旅路には苦難があります。ここは確かに天国ではない。でも、イエス様を迎える人はその旅路にあって、既に天の国の住人のように生き始めることができるのです。イエス様と共に歩みだしましょう。

3.イエス様の印章で
 最後にイエス様が私たちに押される「印章(23節)」になる、と語られています。イエス様を信じるものには(もちろん目には見えませんが)、神様の目には確かに映っている神の国の人としての印があります。安心していきましょう。

<思い巡らし>
イエス・キリストにいつも目を向けていきましょう/ イエス様を心に迎える人は、天の国の生活を地上にあっても始める人です/ イエス様を迎えた人には印章がついています。安心していきましょう。