イエス様は…

マタイによる福音書12章38-50節 

人々とのやり取りの中で、イエス様はご自分がどんな存在かたとえで明かします。

1.イエス様は神様の愛のしるし

イエス様をねたむ指導者たちが「(救い主である)しるし(奇跡)を見せてください(38節)」と言ってきました。これまでも数多くの奇跡を目の前で行ってきましたが、なお彼らが言うのは、それに難癖をつけるためでしょう。イエス様は代わりに、旧約聖書のヨナという人のエピソードをあげて、ご自分の「十字架と復活」が一番のしるしだと答えました。

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された(ヨハネ3:16)」と言うように、イエス様の生涯すべてを私たちに与えられる姿そのものが、何より私たちへの愛のしるしなのです。

2.イエス様は新しい主人

続いてイエス様は、汚れた霊が人から出て行っても、しばらくすると戻ってきて、前よりも悪い状況になってしまうことを話します(43~45節)。人が悔い改めて、罪をきよくされても、そのあとに新しく主を迎えなければ意味がないということを意味しています。

イエス様を信じるとは、自分の心の王座をイエス様に明け渡すことです。人は古い習慣に引き戻されやすいものですから、新しくなった自分を生きるために不可欠なのは、イエス様を迎えて新しい生き方を始めることです。

3.イエス様は家族

また、イエス様のもとにお母さんのマリアさんや兄弟が来た時に、「家族」をたとえとして用いて言いました。「だれでも、わたしの天の父の御心を行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である(50節)」

イエス様を信じて従う人は「神の家族」となります。イエス様は「主」であると同時に、支配的な関係ではなく、家族となって私たちと共に生きてくださいます。

<思い巡らし>
イエス様は神様のあなたへのどんな思いを伝える存在でしょうか
イエス様をどんな方として心に迎えていますか 神様の家族とはどんな家族ですか