新しい始まり

イザヤ書 43章19節 

新年度の勝田教会主題聖句です。

日本キリスト教団勝田教会さんの投稿 2020年4月25日土曜日

1.主は新しいこと行う方
「見よ、新しいことをわたしは行う」と今日の御言葉は語っています。神様は新しいことを行う方です。かつてエジプトで奴隷になっていたイスラエルの人々は、神様に救い出されました(出エジプト)。そして、このイザヤの預言が語られた時、彼らは今度は国が滅んで遠く異国の地に捕囚となっていました。しかし、神様は出エジプトを超える「新しい救い」を行うと約束されたのです。
しかし、新しいことはこれで終わりではありません。旧約聖書の救いの預言は、イエス様の救いにつながっていくのです。イエス様の救いは、もはやイスラエルにとどまりません。イエス様の十字架は私たちすべてを救う新しいことでした。
時を超えて同じように、今の私たちにも神様は新しいことをなさろうとしています。今度はそのイエス様の救いを、すべての人々が聞いて受け取ることができるように、今を生きる私たちを通して新しいことが始まろうとしています。

2.今や、それは芽生えている
神様が新しいことを始める時、もう「昔のことを思いめぐらすな(18節)」と言われます。それは、過去はなかったことにして忘れろというよりも、過去からつながって既に芽生えていることに目を留めなさいということです。過去の失敗にとらわれてはいけません。失敗から学んで新しいことにチャレンジすれば良いのです。過去の成功や栄光にあぐらをかいてはいけません。それは、神様がはじめようとしていることの序章にすぎません。

3.荒れ野に道を、砂漠に大河を
多くの人がイエス様の福音を知らない現状を見ると、人々がイエス様の救いを続々と受け取る姿は信じられないようなことですが、それをなさるのは神様ご自身です。荒れ野に道を敷き、砂漠に大河を流れさせるのは主の御手なのです私たちもキリストの体として、その手の働きに加わっていきましょう。

<思い巡らし>
神様は新しいビジョン、今、芽生えていることに目を留めましょう