なぜ泣いているのか
ヨハネによる福音書20章11~18節
弟子のマリアはイエス様の遺体が墓からなくなっているのを知って、泣いていました。そこに復活したイエス様があらわれます。
1.主イエスはそばにいる
マリアはイエス様が亡くなったことで打ちひしがれていました。涙にあふれて何も見えなくなっていました。しかし、イエス様は彼女のすぐそばに立っておられました。「なぜ、泣いているのか?」とイエス様はあなたに問いかけます(15節)。
あなたを絶望させるものから救ってくださる方は、実はすぐそばにいます。
2.小さい者の名を呼んで
「婦人よ」と呼びかけられていた時に、マリアはイエス様に気づきませんでした。何度もその声を聞いていたはずなのに、です。しかし、イエス様が「マリア」と呼びかけると、その瞬間に目が開かれたように、彼女はそれがイエス様であると気づきました。イエス様は一人一人の存在を誰よりも良く知っておられます。あなたも今、その名を呼ばれています。
3.すがりつくのはよしなさい
マリアはずっと「遺体の」イエス様を捜していました。復活のイエス様を見ても、ただ「先生」が生き返ったという喜び以上のものはありませんでした。そこでイエス様は「すがりつくのはよしなさい」と言います。それは、人間としてのイエス様の姿はもう手放して、本来の天国の主であるイエス様を見なさいという意味です。
4.あなたにはやるべきことがある
最後にイエス様はマリアに使命を与えます。行って弟子たちに、イエス様の復活と、自分たちが神様の子とされたことを伝えなさいというのです(17節)。私たちもこの使命を受けています。イエス様の復活と神の子とされた喜びを伝えていきましょう。