教会、キリストの体
コリントの信徒への手紙第一 12章12~27節
教会は「キリストの体」だと聖書は語ります。
1.教会はあなた
イエス様を信じる人たちを教会と呼びます。一般的には教会堂という建物や、宗教法人としての団体を教会と呼びますが、聖書の語る教会の本質はモノや社会に土台があるのではなく、信仰者一人一人にあるのです。
あなたがイエス・キリストを信じたら、あなたも教会です。そして、その一人一人がイエス様への信仰によって結び合わされて、この世界の中で生きる「キリストの体」となります。
一人一人は違いがあります。その個性は互いに否定するためにあるのではなく、お互いに認め合って体が豊かに生かされていきます。足は手を否定することはなく、耳は目に引け目を感じる必要はありません。グロテスクで繊細で、普段は隠されている内臓が生命を支えています。「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです(26節)」
2.時と場所を超えた存在
教会の真の姿は、時も場所も超えた神様のものです。既に天に召されたものも、今も地上にある人も、国も地域も文化も、人種も性別も制限なく、イエス様とつながっているのが教会です。
3.同じ使命をもって
イエス様は教会に次のような使命を与えました。「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい(マタイ28:19)」それは人々がイエス様の十字架によって罪を赦され、永遠の命を得るためです。また、愛されていることを知り、幸いに生きるためです。自分の救いや虚栄心のためにではなく、「キリストの愛がわたしたちを駆り立てている(Ⅱコリ5:14)」ので、イエス様を宣べ伝えるのが教会です。キリスト者一人、家族、それぞれの地域の教会、また様々な教会のグループ、そして時と場所を超えたすべての教会が共にこの使命に応えていくのです。
<思い巡らしてみましょう>
教会はあなたです。真の姿は全ての境を超えます。愛に共に応えて