喜びがあふれる所
第一ヨハネの手紙1:3~4、4:7~12節
教会でよく耳にする「交わり」とは何でしょうか。聖書から学んでみましょう。
1.コイノニア
「交わり」と訳される言葉は、元の言葉(ギリシャ語)では「コイノニア」です。共通の何かを持った仲間や関係性を意味する言葉です。
教会やクリスチャンの間では、ちょっとした雑談の時間から、共に聖書を学んだり、祈り合ったりする時間まで、幅広く「信仰に関係して集まること」を指して、交わりと呼んでいると思います。
今日の個所では「わたしたちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりです(1:3)」と言っています。つまり、交わりとは神様(イエス様)と思いを一つにして、共にあることを土台としているのです。「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいる(マタイ18:20)」とイエス様が言っていますが、そのようなイエス様のもとに集まっている姿が交わりなのです。
2.互いに愛し合いなさい
イエス様のもとに集まる交わりでは、「互いに愛し合いましょう(4:7)」と教えられています。ここでいう「愛」とは、お互いに優しく親切にしようね、という漠然としたものではなくて、神様の愛です。もっと言えば、私たちを愛して人となり、私たちのすべての罪の償いを代わりに十字架でされたイエス様の愛です。
ですから、私たちが互いに愛し合うとは、まず神様に自分が愛されていること(赦されて認められていること)を受け取ることであり。また同じように神様に愛されている存在として、お互いを赦し、認め合うことです。
3.喜びが満ちあふれる
教会がイエス様の福音を伝えるのは、みんながこの素晴らしい愛の関係に加わってくれることを願っているからです。地上の教会は人の集まりですから、実際は不完全な面もたくさんありますが、神様との関係はやはり素晴らしいものなのです。この喜びはあなたが加わってくださることで、さらにまた満ちあふれていきます。
<思い巡らし>
①交わりとは何でしょうか?
②互いに愛し合うとはどういうことでしょうか?
③交わりの中にいてどのような喜びがあります。