感謝と祝福の内に

 詩編 67篇2~8節

今年最後の日曜礼拝です。主の御言葉に聞き、一年の感謝をささげましょう。

1.すべての民、主の救い

詩編67篇は「主に感謝をささげること(4&6節)」と「主から祝福を受けること(2&8節)」を主題にした讃美歌です。

最初に注目したいのは、繰り返し出てくる「すべての民」という表現です。この言葉を通して、私たちは「主が私たちすべてを造られた」という、大切な事実に気づかされます。主は世界の創造主です。この方がおられて、はじめて私たちが存在します。私たちが感謝すべき最初のことは、私たちを造られた創造主がおられる、ということです。

また、「御救いをすべての民が知るために(3節)」というとおり、その主が私たちを救われたということは感謝なことです。救い主イエス様によって生かされています。私たちを造られ、また離れようとする私たちをも救う主に感謝しましょう。

2.主の導きを覚えて

第二に心をとめて感謝したいことは、主が私たちを導いてくださっていることです(5節)。主は偉大な造り主ですが、同時に私たち一人ひとりと関わり、その人生を導いてくださる方です。

一年を振り返る時、それぞれに神様の御手によって導かれた経験を思い起こすかもしれません。「ああ、あれは神様の導きだったな」、「主が御手を伸ばして助けてくださった」など、脳裏に浮かぶことはありますか。その一つ一つを数えて感謝をささげましょう。

3.生かされ、祝福されている

 最後に、主が私たちの生活や命に必要なものを与え(7節)、また時にあふれるほどに満たしておられることを覚えて感謝をしましょう。

 この一年に与えられた様々な恵みを思い起こしましょう。また、これからの歩みにも主の祝福があることを期待し、喜び感謝をもって新しい年に向かいましょう。

<思い巡らしてみましょう>

主の存在と救い、主の導きを受けたこと、主の恵みを思い出そう。