永遠の契約

創世記 17章1~14節  

 

   

   主の呼びかけに応えてきたアブラハムに、さらに具体的な約束が与えられます。

 

1.アブラハム

 アブラハムは元々「アブラム」という名前でした(高貴な父という意味)。しかし、今日の個所で神様は彼に「アブラハム」という名前を与えます(3~6節)。それは「多くの国民の父」という意味でした。まさにこのアブラハムからユダヤの民が始まり、ひいては今のクリスチャンに霊的な意味でつながっていきます。

 この名前の変更には「新しい人生のはじまり」という意味があります。これまでの両親や周りの人から受けた名前に加えて、神様との関係の中で新しい生き方が始まっていきます。

 私たちも神様に与えられる新しい生き方に招かれています。そこには想像を超える祝福(アブラハムの場合は多くの国民の父になる)が待っています。

 

2.永遠の契約

 さらに神様は、この約束は「永遠の契約」であって、アブラハムにとどまらず、「後に続く子孫と(神様)の間」にも結ぶものだと語りました(7~8節)。

 「後に続く子孫」とは私たち、「永遠の契約」とは永遠の命と天国が与えられるということです。それは、イエス様の十字架の赦しと、復活の命によって実現しました。大切なことは、この契約はほかならぬ「あなたと神様」とのものだということです。聖書にはあなたと関係のない話は書いていません。あなたを呼ぶ声に満ちています。

 

3.聖霊による割礼

 神様はアブラハムに契約のしるしとして、男子はみな割礼を受けるようにと言いました(9~14節)。それは上記の契約を受け取る、目に見える証のしるしでした。

 今の私たちには、肉体の割礼の代わりに「聖霊による心の割礼(ローマ2:28~29)」が与えられています。私たちが悔い改めてイエス様を信じ、洗礼をうけるなら、聖霊を受け取ると聖書は約束しています(使徒2:38)。それは目に見えないけれども、神様によるものですから確実な証のしるしです。

 

<思い巡らしてみましょう>

  これはあなたと神様の契約です。ぜひ受け取りましょう。