主の言葉に従って
創世記11章27節~12章9節
今年度は「主の導きに応える」というテーマで歩んでいます。今日から、アブラハムとその家族の歩みが書かれた個所を読んでいきます。彼らはまさに「主の導きに応えて」生きる人々でした。
1.わたしが示す地に行きなさい
アブラハム(当時はアブラム)は、主なる神様に「わたしが示す地に行きなさい(1節)」と言われて、従いました。神様の言葉に素直に従う生き方に、彼の素晴らしい信仰が表されています。一方で、素直に従うといっても、なんの悩みや葛藤もなく、あるいは妄信から思考停止して神様に従ったのかと言えば、決してそうではありません。この言葉に先立って、アブラハムの父親や家族の物語が書かれていますが(27~32節)、そこから分かるのは、彼が色々な事情を抱えながら、他にも選択肢がある中で、なお主の呼びかけに応えたということです。
あなたの人生の旅路の中にも神様の呼びかけがあります。その呼びかけに耳を澄ませてみましょう。そして、信仰によって一歩踏み出してみましょう。
2.祝福の源となるように
主に従う歩みの中で、祝福の約束が与えられています。しかもそれは、単にアブラハムだけが祝福されるのではなく、「あなたを祝福し」、さらに「祝福の源となるように」約束されているのです(2節)。祝福の源になるとは、アブラハムを通してすべての人々が祝福に入るということです。聖書全体を通してみれば、これはユダヤ人も日本人も区別なく、すべてのものが「信仰によって」イエス・キリストの救いにあずかるという約束につながっていきます。
あなたも祝福の源になるように招かれています。主に応答して祝福を受け、また祝福の源となっていきましょう。
3.主の言葉に従って
アブラハムは「主の言葉に従って旅立(4節)」ちました。最初に語ったように、自分の事情や思いがあっても、信じて一歩踏み出したのです。
<思い巡らしてみましょう>
あなたにも祝福の約束があります。信じて一歩踏み出しましょう。