教会とは

   マタイによる福音書16章13~19節     

 

  教会はイエス様が建てました。それは建物ではなく、信仰の上に立つ群れでした。

 

1.イエス様は何者か?

 今日の個所には、聖書の中ではじめて「教会」という言葉が出てきます。それに先立ってイエス様が弟子たちに投げかけたのは、「わたしを何者だと言うか」という問いかけでした(13、15節)。周りの人々は、イエス様のことを「立派な預言者」だと言っていました。それは、ユダヤ人社会の中では人間として最高の評価でしたが、教会とは関わりのない答えでした。

 弟子のシモン・ペトロは「あなたはメシア、生ける神の子です(16節)」と答えました。イエス様を救い主、神が人となられた方だと告白したのです。

 これを聞いて、イエス様は「わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる(18節)」と宣言されました。すなわち、イエス様を主と信じる信仰の上に教会は建っているのです。

 

2.岩の上に建つ教会

 教会はイエス様が建てましたものですから、「陰府の力もこれに対抗できない(18節)」のです。教会と訳される言葉(エクレシア)の元々の意味は、呼び集められた者の群れ、です。イエス様の前に集まる群れこそが教会です。それは、時代も場所も超えて、確固たる存在の「聖なる公同の教会(使徒信条より)」です。

 

3.天国の鍵を持つ教会

 イエス様は「わたしはあなたに天の国の鍵を授ける(19節)」と言われました。教会は天の国の鍵を預かっています。それは、聖書の言葉(イエス・キリストの福音)であり、上で述べた信仰告白です。教会はすべての人に福音を伝え、信仰告白によって救いの約束を受けることができることを知らせる使命があります(28:19~20)。あなたも招かれています!教会で福音を聞き、天国の門を通りましょう。

 

 ① イエス様はあなたにとって何者ですか?

 ② この世界には様々な人の集まりがあります。他と違う教会の特徴は何でしょう?

 ③ すべての人に福音を伝える使命が教会にあります。あなたも天の門を通りませんか。