神と共に歩む

創世記 6章9~22節  

 

 「信仰の人・ノア」に注目して、信仰とは何かを心に留めましょう!

 

1.信仰とは生き方そのもの

 「ノアの箱舟」で有名なノアですが、実は劇的な洪水の出来事よりも彼の「信仰」にこそ聖書が伝えようとしている、神様のメッセージがあります。

「ノアは神と共に歩んだ(9節)」と紹介されている通り、信仰は「神と共に歩むこと」です。ただ「神」という存在を信じていることではなく、世界を造られた主という名の神様に信頼して従うことです。ノアは箱舟を作るように言われて、本当に言われた通りに作りました。この箱舟を作ることは、当時の技術で考えれば途方もなく大変なことでしたが、言い訳を考えてやらないということはしませんでした。ノアは神様と共に歩んできたからこそ、従うということを知っていたし、従って大丈夫だと信頼もしていたからです。

信仰とは生き方です。あなたも主に信頼して生きる生き方に招かれています。

2.信仰は人と比べない

  ノアは「その世代の中で(9節)」たった一人でも主を信じて従う人でした。一方で、「この地は神の前に堕落し、不法に満ちていた(11節)」と書かれています。箱舟を作り始めたノアを、周りの人たちがどんなにバカにし、あざけったかは簡単に想像できます。しかし、ノアは「すべて神が命じられたとおりに果たした(22節)」のです。信仰は周りの人と合わせることではなく、主に従うことです。人の目を気にする生き方ではなく、あなたを愛する神様の声に聴くことです。

3.信仰は命を与える

  信じて従う信仰の結果は何だったでしょうか。神様は「わたしはあなたと契約を立てる(18節)」と言って、ノアとその家族の命を守ることを約束されました。

聖書のメッセージは一貫して明確です。主に従わない生き方は、やがて滅びに至ります。しかし、主を信じて従う人は命を得ます。「神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである(ヨハネ3:16)」

<思い巡らしてみましょう>

 あなたの造り主を信じましょう。救いの約束を受け取りましょう。