見よ、主が戻られる
イザヤ書52章7~10節
今日からアドベント(待降節)、イエス様の誕生を祝うクリスマスを待ち望む時です。イエス様の誕生の数百年前から、救い主が来られることが預言者を通して神様から伝えられていました。イザヤ書52章もその一つです。
1. あなたの神は王となられた
イザヤ書に示されている福音(良い知らせ)とは、第一に「あなたの神は王となられた(7節)」ということです。このイザヤ書の当時、ユダヤの人々は神様に従うよりも自分たちで王様を立てて従うことを良しとしました。その結果、王たちの多くは神様に背き、やがて国が滅んでしまうこととなりました。しかし、イザヤを通して語られた神様のメッセージは、再び「神様が王となる」という約束でした。
イエス様は私たちすべての人の王となるべく、人間となってこの地に生まれて下さった創造主である神、その方です。私たち人間が神様を見捨てても、神様は私たちを見捨てませんでした。驚くべき福音(良い知らせ)です。
2.見よ、主が戻られる
イエス様は実に私たちの王となるために、私たちのもとに「戻って」来られました(8節)。このクリスマスの時、私たちのもとに戻られた主イエスをどうお迎えするのがよいでしょうか。それは、この良い知らせを、声をあげて人々に告げ知らせ、皆で共に、喜び歌うことです。「歓声をあげ、共に喜び歌え(9節)」
3.地の果てまで、神の救いを仰ぐ
クリスマスは単に2000年前の出来事ではありません。イザヤはこう告げます。「地の果てまで、すべての人がわたしたちの神の救いを仰ぐ(10節)」
いつの時代でも、どの場所でも、すべての人に救いを与える救い主の誕生を知らせているのです。まさに今、あなたのもとに来られる、あなたの王の話です。
人の罪を赦して贖い(9節)、滅びから救って天国に入れることのできる方、天の王こそがクリスマスの主、イエス・キリストです。この時にこそ、イエス様を王としてお迎えし、喜びの賛美を歌うものとなりましょう。
<思い巡らしてみましょう>
神様は決して私たちを見捨てない方です。王としてイエス様を迎えましょう。