聖霊来たれり

使徒言行録2章1~11節

ペンテコステ(聖霊降臨祭)を迎えました。主のご臨在と教会の誕生を祝いましょう。

1.主の時が満ちて

 イエス様が十字架で死なれ、復活した出来事から50日が経ちました。それは、ちょうど五旬祭(ペンテコステ)と呼ばれる収穫感謝の祭りの時でした。その日に、弟子たちが同じ場所に集まって祈っていると、イエス様の霊(そして神様の霊)である「聖霊」が降りました(1~3節)。こうして、収穫感謝の日が教会にとっての記念すべき始まりの日となりました。これは決して偶然の事件ではありません。イエス様ご自身が約束していたことであり、主なる神様ご自身が計画をされていたことです。人は皆、神様に選ばれて招かれています。主の民である教会として歩みなさいというあなたへのメッセージが込められた記念の日が、今日ペンテコステです。

 

2.聖霊に満たされて

 教会のはじまりは「聖霊に満たされ」たことでした(4節)。私たちがイエス様を信じて求める時、イエス様(の霊である聖霊)は私たちの内に住んでくださり、満ちてくださいます。信じて洗礼を受け、さらにイエス様に満たされましょう。

 

3.「わたしたち」の言葉で

 そのようにして聖霊に満たされた弟子たちは、祭りで集まったあらゆる外国の人々にも分かる言葉でそれぞれ話し始めました。まさに神様の霊による奇跡の業です。注目すべきは、その弟子たちの言葉を聞いた人々が「わたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは(11節)」と驚いたことです。聖霊は私たちの内に働かれて、私たちが周りの人たちに合わせた「届く」言葉で福音を伝えることができるように導いてくれます。教会の使命はイエス様の救いの福音を全ての人たちにお届けすることです。それは人の力に寄らず、私たちの内に住まれる主の御力によってなります。イエス様に信頼して歩み、福音を証し、主の愛と祝福を分かち合いながら進む教会となりましょう。

 

<思い巡らしてみましょう>

聖霊に満たされるように祈り求めましょう。その喜びと福音を分かち合いましょう。