キリストの復活
ヨハネによる福音書20章11~18節
イースター(復活祭)です。主イエス様の復活を喜び、祝いましょう!
1.涙の二度見
イースターということで、イエス様の復活の様子が記されている聖書箇所をみていきます。特に、復活の朝、空になった墓の前で茫然と泣き暮れる「マグダラのマリア」の記事に今日は目を留めましょう。
マリアはイエス様の遺体がないためにひどく泣いていました。それは、墓の中に天使が現れても驚かないほどの悲しみぶりでした(11~13節)。さらに、背後から声をかけた復活のイエス様にも最初は気づきませんでした(14~15節)。そんな彼女でしたが、「マリア」と名前を呼ばれてついに再び振り返り、それが復活したイエス・キリストだと分かりました(16節)。
私たちの信仰は復活したイエス様を信じる信仰です。そこには天国の希望があり、命の約束があります。しかし、私たちの目は多くのフィルターでなかなか復活の信仰を見ることができません。あなたに呼びかける主イエスの声に耳を傾けましょう。
2.すがりつくのはよしなさい
イエス様はマリアに「わたしにすがりつくのはよしなさい」と言います(17節)。一見、冷たい物言いに思えますが、続く「まだ父のもとに上っていないのだから」という言葉を考えると、その意図が分かってきます。イエス様はかねてから、御自分が復活し、やがて天に昇った後、ご自身の霊である「聖霊」を送ると約束していました。マリアは「人間として生きている」イエス様に執着していましたが、復活して今、生きている主イエスと共に歩むようにとうながされたのです。イエス様は信じる者と文字通り、共に生きてくださる主です。心を開いて迎えましょう。
3.わたしは主を見ました
マリアは他の弟子たちに「わたしは主を見ました」と伝え、イエス様に言われた通りを告げました(18節)。私たちも飾らない言葉で信仰を伝えて歩みましょう。
<思い巡らしてみましょう>
イエス様の復活を喜び祝いましょう。 心のうちに、主イエスを迎えましょう。