自己中な人
民数記14章36~45節
今週は音声はありません。
イスラエルの民の姿から、自己中心になって陥る罪を避ける姿勢を学びましょう。
1. よく聞く
神様の約束に信頼しないで民にまで悪影響を与えた指導者たちは神様に裁かれました(36〜38節)。それらの神様の裁きの言葉と実行を見聞きして、イスラエルの「民は深く嘆いた(39節)」とあります。一見反省したように見えましたが、その後の行動は相変わらずの自己中でした。約束の土地に行くことを不信仰によって「嫌だ」と言っていた民でしたが、今度は行くなと言われたのに「上って行こう(40節)」と言い出したのです。
自己中の特徴は相手の話を聞かないことです。神様の言っていることを「きちんと」聞きません。適当に聞いて、自分に都合のいい解釈をして実行します。まずは聖書によく聞くことを身につけましょう。
2.主のやり方で
さらにイスラエルの民の実行したことにも大いに問題がありました。彼らは神様の約束を自分たちのやり方で果たそうとします。モーセはそれを「どうして主の命令に背くのか(41節)」とはっきり指摘します。
信仰を持って熱意があっても、自分のやり方で信仰を表そうとする自己中心に陥ることがあります。神様は約束を果たすための「時」も「やり方」も用意されています。時には待つことが必要です。時には自分の想像と違うやり方で神様に従うように導かれることもあります。信仰を持って、主のやり方で応答しましょう。
3.主と共に
何よりも大きな問題は、イスラエルの民が神様そっちのけで行動することです。信仰は自分を中心に置くことではなく、主を中心に置くことです。
モーセは「主に背いたから、主はあなたたちと共におられない(43節)」と言います。信仰をもって歩むとは、主イエスを自分の人生の主人として迎えて生きることです。主が共におられるなら、私たちに恐るべきものは何もありません。どんな人生の困難も乗り越えて行くことができます。主と共に歩み出しましょう。
<思い巡らしてみましょう>
聖書の言葉を聞き、応答しましょう。主を心にお迎えしましょう。