エフェソの信徒への手紙4章17~24節
あけましておめでとうございます。今年も礼拝と聖書の言葉で始めましょう!
1.古い人から
エフェソの手紙は異邦人の教会が、教会として歩んでいくための励ましと教えに満ちています。その中で、今日から始まる箇所では、特に教会全体としてというよりも、一人ひとりの「個人のあるべき生き方のススメ」が書かれています。
それは、一言でいえば「古い人を脱ぎ捨て(22節)」、「新しい人を身に着け(23節)」て生きる歩みです。新しい生き方を始めるという、まさに新年に相応しいススメではないでしょうか。
さて、まず「古い人」とは何でしょうか。17~19節を見るとその答えがあります。すなわち、神様から離れて、心が硬くなってしまい、罪に対して「無感覚になって放縦な生活をし(19節)」てしまう生き方の人です。 神様から離れていると、罪を罪と意識することもないので、知らず知らずに心が硬くなってしまいます。しかし、そこから脱皮して新しい生き方を始めよう、と聖書は語りかけています。
2.新しい人へ
逆に「新しい人」とは「キリストについて聞き、キリストに結ばれて教えられ、真理がイエスのうちにある(21節)」と学んだ人です。それは、単にキリスト教について勉強したという意味ではありません。「結ばれて」とあるように、イエス・キリストを心のうちにお招きし、キリストと共に生きることを通して聞き、教えられ、学んだ生き方を歩むということです。
主イエスと共に生きる人。もっと言えば「イエスを生きる人」こそ新しい人です。
3.実を結ぶ一年
古い人の「愚かな考えに従った(17節)」生き方とは、原語の意味を汲み取ると「実を結ばない生き方」だと聖書は教えています。古い人を脱ぎ捨て、新しい人となって、豊かな実を結ぶ一年を共に歩み始めましょう!
<思い巡らしてみましょう>
新年の、捨てるべき歩みと、始めるべき歩みの決心の思い巡らしを