使徒パウロは異邦人クリスチャンの霊的な理解と満たしのために祈ります。
1.あなたの内なる人
最初の祈りは、父なる神様がエフェソ教会の人々の「内なる人」を、聖霊によって強めてくださるように、という願いでした(16節)。
「内なる人」とは私たちの内にある神様から受けた霊であり、信仰を持った瞬間からその霊の内に住んでくださる主イエスの霊(聖霊)のことです。
私たちは皆、罪の内に死んでいると聖書は教えます。私たち人間は、神様に造られ、「霊」を吹きこまれて生きるようになりましたが、罪を持つようになってか らは霊的には半分死んだようになっています。 しかし、悔い改めてイエス様の十字架の赦しを信じる人は、罪教され、イエス様がその内に住まわれるようにな ります。
こうして、私たちの「内なる人」が生き始めるのです。このことを知り、信仰によって受け取る人は幸いです。
2.キリストに満たされる
さらに、信じてキリストを内に迎えた人は「満たされる」ことを求めて祈りましょう(19節)。キリストが内に住んでおられることと、キリストに満たされる ことは別です。信じて主を迎えたならば、今度は満たされることを求めるべきです。「キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解(18 節)」させてください、と強く祈り求めましょう。
それは勉強によって得られる理解ではありません。「人の知識をはるかに超えるこの愛(19節)」と書かれている通りです。シンプルかつ唯一の方法は、信じて求め続けることです。主の愛を求めましょう。
3.栄光のため
祈りは「教会により、また、キリスト・イエスによって、栄光が(主に)世々限りなくありますように(21節)」と閉じられます。教会が、そしてあなた自身も主の愛に満ち、栄光を現わすものとなるよう願い求めて祈りましょう。
<思い巡らしてみましょう>
主の内在を知っていますか? 主の満たしを求めましょう。