ハガイ書2章10~19節  牧師 鈴木光

今年度の主題を含むハガイ書の続きを読みます。

1.聖別するものと汚すものの「たとえ」
 預言者ハガイをとおして神様は神殿の再建を始めたイスラエルの民にメッセージを語ります。特に、今日の個所の冒頭では、実際に祭司たちに質問をしながら「たとえ」を用いて神様の人々への見方を伝えます。
 「聖別された肉」が他のものに触れても、それを聖別することができるわけではありません。聖別することができるのは、神様が直接的に関わるものだけなのです。一方で、「汚れた人」が触れたものは何でも汚れてしまいます。「汚れ」はすぐに影響を与えてしまうのです。
 私たちも同じだ、と神様は言います。聖なる「雰囲気」をどれだけ求めても根本的な変化は起こりません。私たちを聖なるものとすることができる神様と直接向き合うことが必要です。また、悪い影響はすぐ受けてしまうのが人間です。むしろ、今までの自分を神様の前で手放して、神様と向き合って心を一つにしていきましょう。

2.今日のこの日から「以前」を見る
 続けて神様は「今日のこの日から」(15,18節)をキーワードに語りかけます。まず、今日のこの日から「以前」を見ると、人々が求めても受け取るものが少なく、苦難が多かったにも関わらず、それをきっかけに神様に立ち返ろうとしなかったことを気づかせます。
 実りの少なさや、苦難に心当たりはありませんか。今こそ、主のもとに立ち返る時です。

3.今日のこの日から「以後」を見る
 同時に神様は「今日のこの日から、わたしは祝福を与える(19節)」と言われます。今日のこの日とは、まさに今この時であり、また「主の神殿の基が置かれた日」です。
 私たちは信仰の土台をもう一度確認して建て直しましょう。イエス様を救い主、人となられた主なる神だと使徒ペトロと共に信仰を告白しましょう(マタイ16:16)。
 そして、イエス様との関係をもう一度心を新たに始めましょう。イエス様と共に心から歩みだし、イエス様と共にいつも集まって、まだ結んでいなかった実を結ぶものとなりましょう。

<思い巡らし>
礼拝や祈り、聖書を読む時間などをとおして、神様と直接向き合う時間を持っていきましょう/これまでの歩みを振り返って、神様の前に立ち返りましょう/祝福の約束を信じて、信仰を告白して新しい一歩を踏み出しましょう