言葉を信じて

 ヨハネによる福音書4章43~54節

 新年を迎えました。主なる神様と共に一年を歩みだしましょう!

1.チャレンジを与えるイエス様

今日の個所では、イエス様ねたむユダヤの指導者たちを避けて、ガリラヤに戻ったイエス様のもとに、ヘロデ王の役人が息子を癒してほしいと願いに来ます(43~47節)。この役人は瀕死の息子を置いて、イエス様なら癒せると信じて30㎞の距離を旅してきたのですから(自動車の無い時代です)、既に信仰を持っていました。

しかし、イエス様はあえて彼に「信仰のチャレンジ(挑戦・試練)」を与えます。「あなたがたは、しるし(奇跡)や不思議な業を見なければ、決して信じない」と言い(48節)、急いで家に来てほしいと願う彼に、あえて「帰りなさい。あなたの息子は生きる(50節)」とだけ言いました。

しるしを見て信じる信仰から、見ないでも信じる信仰への成長をするように、イエス様は彼にチャレンジを与えたのです。役人は信じて帰り、信じたとおりに息子が癒されたことを知りました(51~53節)。

イエス様は私たちに信仰の飛躍が起こるようにと、チャレンジを与えます。今年の歩みを通して、主が私たちの信仰を成長させてくださることを信じましょう。

2.全能の主

イエス様はただ「生きる」という言葉だけで、瀕死の子どもを癒しました。時や場所を超えて癒すことができ、命をも与えることができる方です。私たちの主は、確かにすべての主です。そのことを信じているでしょうか。

この方と共に一年を歩みだしましょう。

3.言葉を信じて

 役人はイエス様の言葉を信じました。私たちの信仰は、聖書の御言葉によって生かされる信仰です。2000年前と同じように、あるいはそれ以上に今も神様の御言葉は生きています。この一年も聖書をとおして主が語りかけてくださることに耳を傾け、またその言葉に応答して歩んでいきましょう。

<思い巡らしてみましょう>

信仰の成長を期待して求めましょう、全能の主を信じましょう、

御言葉によって歩んでいきましょう