伝統的プロテスタント信仰に根づく教会です

 創世記 28章10~22節                     

 兄エサウから追われる身となったヤコブは、故郷から逃亡し、孤独な旅を始めました。しかし、神様は彼に夢を見せ、そして呼びかけました。

1.一方的な祝福の宣言

 今年度は「主の呼びかけに応える」という主題で御言葉に耳を傾けています。その多くは、神様が「○○しなさい」と呼びかけ、信仰者がそれに応えて従うというものでした。しかし、ヤコブへの主の呼びかけは、ただ「一方的な祝福の宣言」でした(13~15節)。

 時として神様の呼びかけは、一方的な祝福の宣言であることがあります。人は誤って神様を交渉や駆け引きの相手だと思ってしまうことがあります。事実はそうではありません。ヤコブと同じように、私たちにもイエス様の十字架と復活を通して、天国という約束の土地と、主にある家族が与えられています。今も、神様の一方的な祝福が、私たちに与えられているのです。

2.あなたと共にいる

主の祝福の一つに「わたしはあなたと共にいる(15節)」という約束がありました。ヤコブの父イサクにも、かつて神様は同じ約束の言葉を与えています。しかし、イサクの場合は、彼が周りの状況や人々を恐れていたので、「共にいるから恐れるな」という意図で語られていました。一方でヤコブへの神様の同じ言葉「わたしはあなたと共にいる」には、その後に続いて「決して見捨てない」と言うように、祝福の約束に徹底的に執着するヤコブへ保証を与えるような言葉でした。

私たちは一人ひとり違った個性をもって造られています。あなたにも「わたしはあなたと共にいる」と主は呼びかけています。あなたにはどんな意味がありますか。

3.「ささげる」という応答

 神様の呼びかけと約束に対して、ヤコブは誓願を立てて「あなたがわたしに与えられるものの十分の一をささげます(22節)」と応えました。私たちの応答は自分をささげるということです。それはすべてのものは主から与えられていると信じる信仰告白でもあります。

<思い巡らしてみましょう>

 主の祝福の宣言を受けましょう。あなたと共にいる、に応えよう。