喜び叫べ

 ゼファニア書3章14~18節   

来週は、クリスマス礼拝、そして次の日はクリスマスイブ礼拝。間近に迫った

イエス様のお誕生日。その日に備えて、クリスマスに心から「喜び叫ぶ」準備をしましょう。

1.いつも先にいてくださる神様(15節)

 ゼファニアが、預言者として遣わされた時代、それはとても不安定な複雑な世の中でした。王の暗殺、世の支配者のすさんだ生活、異教が入り混じり、混乱していました。また、偶像を拝む者、また無関心な者など信仰生活においても堕落した時代でした。そんな中でゼファニアの預言は「堕落に対する裁き」と「祝福」が知らされています。現実は、裁かれて当然の堕落した状況、しかしそこに向けられた神様の言葉は、「裁き」だけではなく、そこから真の者(残りの者)たちが呼び集められて、神様の祝福へと引き上げられる「救いの未来」でした。主は、先立って歩かれすべてに勝利し、その後を私たちは歩いているのです。

2.「イエス様の誕生」と「イエス様の十字架」(17節)

 「裁き」と「祝福」。正反対のことが一緒に起こる。それはイエス様の「誕生」と「十字架」も同じです。神の子が人となって「救い」のために来てくださった「歓び」、そして「救い」を受け取る私たちの「喜び」。しかしそれは、神の子が罪人の犠牲のために、この世に献げられた父なる神様の「悲しみ」でもあります。

「愛のゆえに沈黙する神様の姿」そこには、救いの約束が成就した喜びと、愛する我が子が犠牲となる計画のスタート」が同時にあります。それが、クリスマスです。

3.喜び叫べ(14節)

 ご自分の心情を沈黙する神様は、私たちに呼びかけます「娘シオンよ、喜び叫べ。」(14節)私たちは、神様をほめたたえるために造られました。現実が厳しく、辛くても、悲しみの中にあっても、神様は「喜び叫べ」と言います。なぜなら神様は、すでに私たちの人生に勝利して、あらゆる苦難は恵みへと変わっていくことが約束されているからです。このクリスマスは、ただ神様を喜びましょう。私たちの人生を丸ごと引き受けてくださったイエス様のお誕生を。ハレルヤ!!