伝統的プロテスタント信仰に根づく教会です

   エステル記 4章7~17節              

 

 

 この夏は、聖書の中の「主の呼びかけに応えた人たち」に注目していきます。一回目の今日は旧約聖書のエステル記から、王妃エステルです。

 

 

1.エステルのストーリー

 ユダヤの人々が大国ペルシアの支配下にいた時代の出来事です。ペルシア王が新たな王妃を探すことになり、ユダヤ人であることを隠したエステルが見出されました。文字通りのシンデレラストーリーで王妃になったエステルでしたが、悪い大臣の企てで、ユダヤ人たちが絶滅されようとしていることを知りました。

 育ての親であるモルデカイから知らせを受けたエステルは、悩んだ末、決心をし、命を懸けてペルシア王にユダヤ人を助けてくれるように嘆願することにしました。

 神様は彼女の働きを導き、無事にユダヤ人たちは守られ、悪い大臣は失脚することになります。

 

2.「この時のためにこそ」

 今日の個所では、特に育ての親モルデカイがエステルに投げかけた言葉に目をとめます。それは次のような問いかけでした。

 「この時のためにこそ、あなたは王妃の位にまで達したのではないか(14節)」

 モルデカイの言葉はエステルに人生の意味を問いました。不思議な導きで王妃となったエステルですが、それは偶然ではなく、神様の導きであると、この言葉を受けてエステルは確信したのです。そして、主の呼びかけに応える決心をしました。

 神様はすべての造り主であり、今も変わらず「主」です。エステルだけではありません。あなたの人生にも主の眼差しと計画があります。

 

3.カイロスを見極める

 聖書には二つの「時」をあらわすギリシア語があります。一つは「クロノス」という、時計ではかるような、私たちの知っている「時間」です。そして、もう一つは神様の定められた「時」をあらわす「カイロス」です。私たちの人生は、神様に目を向けても向けなくても流れていきます。しかし、神様と向き合って、自分に与えられた時(カイロス)を見いだす人は幸いです。

 

<思い巡らしてみましょう>

 あなたの人生に神様から与えられている大切な意味は何でしょう