復活と永遠の命

   ヨハネによる福音書20章24~31節    

 

  イエス様は復活しました。十字架と並んで、復活は私たちの信仰の中心です。

 

1.手に触れられる復活

 イエス様は十字架にかかられた後、三日目に復活されました。そして、弟子たちをはじめとして多くの人の前に、現実にあらわれました。

弟子のトマスは最初、他の弟子からイエス様の復活について聞かされても、信じることができませんでした。そして、実際にイエス様の体に触れてみなければ信じない、と宣言したのです(25節)。そのトマスの前にイエス様は姿をあらわして、希望通り手で触れ、「信じない者ではなく、信じる者になりなさい(27節)」と言われました。トマスは信じて「わたしの主、わたしの神よ」と答えました(28節)。

イエス様の復活は妄想や願望ではありません。文字通りに死んだ者が生き返りました。それは、イエス様が本物の神様である証明です。

 

2.永遠の命の約束

 また、イエス様の復活は、信じる者に本当に永遠の命を与えることができるという証明でもあります。イエス様は十字架にかかる前に次のように言いました。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる(11:25)」

 この約束が決して口だけのものではないことを、自ら身をもって証しされたのです。イエス様は死の先の命を与えることがおできになる方です。

 

3.信じて命を受ける

 今、イエス様は天に昇られ、私たちはトマスのように肉眼で見ることは許されていません。しかし、イエス様は「見ないのに信じる人は幸いである(29節)」とおっしゃいます。そして、見えない代わりに聖書と、聖書を生きた神の言葉として理解できるように聖霊を与えてくださっています。「これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである(31節)」とある通りです。

 

 ① イエス様の復活を素直に信じることができますか?妨げとなるものは何ですか?

 ② 天国の永遠の命が与えられる約束に関心はありますか。それを欲しいと思いますか。

 ③ 見ないで信じることにどんな難しさを感じますか。どうすると信じられるでしょう。