伝統的プロテスタント信仰に根づく教会です

   マタイによる福音書1章18~25節                       

 

 今日は、アドベント(待降節)第3週です。いよいよ来週はクリスマスを迎えます。今日は、救い主であるイエス様の誕生の知らせを通して、御言葉に聴いていきたいと思います。

 イエス様の誕生の知らせは、御使いによって、ヨセフとマリアに告げられました。ルカの福音書ではマリアへの告知が、そして、本日の箇所であるマタイでは、ヨセフへの告知が記されています。両者の立場から語られることで、より深く救い主の誕生を受け取ることができます。

 

1.昔からの言い伝え(20節、22~23節)

 今日の箇所の前には、ダビデ家の家系図が記されています。救い主の誕生は、旧約の時代から、ダビデ家の血筋に誕生すると言われてきました。その事実は旧約聖書に記されています。イエス様の誕生は、旧約の時代から語り伝えられてきた救い主の到来であり、救いの完成であり、神様の約束の成就であることがわかります。

2.ヨセフの苦悩(18節、20~21節)

 ヨセフは、マリアが聖霊により身ごもっていることを知り、そのことを表ざたにせず、密かに縁を切ろうと心に決めていました。ヨセフの決心は、律法に従い裁くのではなく、マリアを思う憐みを持ったものでした。そんなヨセフに、神の御使いは、夢に現れて、聖霊の子を身ごもったマリアと、恐れず結婚するように勧めます。

3. ヨセフの正しさ (24節)

 目を覚ましたヨセフは、御使いの言うとおりにします。それは、この時代の法を犯すことになります。そんな困難な状況の中で、ヨセフは、律法を守ることより、生きて働かれる神様の御声に従ったのです。ヨセフの正しさは、この時代の人たちのしてきた、法を守ることに重きのある正しさではなく、神様と正しい関係(義)にある正しさでした。この苦悩の中で、ヨセフには、共におられ(インマヌエル)、生きて働く(臨在)神様への信仰があったのです。だからこそ、この決断ができたのではないでしょうか?

<思い巡らしてみましょう>

信仰は、神様からの恵みのプレゼントです。私たちの信仰もヨセフと同じ神様からいただいたものです。クリスマスの時、信仰というプレゼントを共に喜びましょう。