祈るときには

     マタイによる福音書6章5~15節  

 

 イエス様は「祈り」について、なんと教えているでしょうか。

1.祈りは神様が相手

 イエス様はまず、「あなたが祈るときは…(中略)…あなたの父(なる神様)に祈りなさい(6節)」と語られました。

 聖書の中で語られる祈りは、人に向けたものではなく、虚空に向けたものでもなく、はたまた自分の内面に向けたものでもなく、私たちを造られた父なる神様に向けて語りかけることです。

2.祈りは全知全能の神様の前に立つこと

 語りかけると言っても、「願う」ばかりが祈りではありません。「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ(8節)」と言われます。

 すべてご存知の方に、いったい話すことがあるでしょうか。ここに祈りの本質があります。祈りとは、言葉を並べることではなく、まず神様が目の前におられることを信じて、神様が共にいることを体験すること自体が本質なのです。

 上手に祈る必要などありません。誰でも初対面はぎこちないものです。神様は慈しみ深い方ですから、安心して主の前に進み出ましょう。それが祈りの始まりです。

3.賛美ではじまる「主の祈り」

 続いてイエス様は有名な「主の祈り」を教えられました(9~13節)。その始まりは「天におられるわたしたちの父よ、御名が崇められますように」という、賛美の祈りでした。賛美の祈りは聖書の信仰の大きな特徴です。神様は世界の創造主であり、全能者です。その方の前に進み出て、まず生まれてくるのは賛美です。最初は祈りに慣れないかもしれませんから、どうせ慣れないならまず「賛美」の祈りから始めてみてもよいでしょう。「主よ、あなたを賛美します」と言って祈り始めれば、きっと聖書の世界がグッと身近なものになると思います。

 

 ① 「祈り」という言葉にどんなイメージがありましたか?

 ② 聖書の神様が目の前におられるとイメージできますか? どんなイメージ?

 ③ 祈りの本質は主の前にいることです。心の思いをゆっくり語ってみましょう