信仰、希望、愛

第一コリントの信徒への手紙13篇13節

 

 2017年度の主題聖句です。信仰、希望、愛が教会の土台であり、中心です。

1.信仰を持って

 教会は建物ではありません。単なる社会的な団体でもありません。教会はイエス様を信じる「信仰者の群れ」です。教会がその初めの頃(2000年前)から、ずっと変わらずに告白してきた「使徒信条」という信仰告白の言葉があります。その中に「聖なる公同の教会」という表現が出てきます。これは、教会とは、時代や場所を超えて、すべてのイエス様を信じる人々であることを言い表した言葉です。私たちはこの信仰によって教会となっています。

 主が世界を造られたこと。その主が人になられて、十字架にかかられたこと。復活したこと。どれも、常識を超えた信仰です。教会は信仰によって存在します。

2.希望を与えられて

 神様は私たちに希望を与えてくださっています。誰にでも与えられる希望です。

主が私たちにくださっている希望とは、命の希望です。イエス様の十字架と復活を通して、滅びるべき罪のある私たち一人一人が赦され、また永遠の命を与えられることが約束されました。希望に満ちた約束です。この希望の約束を受け取るのに、難しい手続きはいりません。ただ、信じて(信仰を告白して)受け取るのです。

3.神は愛です

 神様はあなたを愛しています。これこそが教会がすべての人に伝えるようにと、たくされているメッセージです。あなたは愛されていることを知っていますか。

 信仰は、私たちが主に対して持つものです。希望は、私たちが主から与えられているものです。愛は、主ご自身です(「神は愛(Ⅰヨハネ4:8)」。だから、最も大いなるものは、愛なのです。

 終わりの日に、「完全なものが来た時(同10節)」、つまりイエス様が再び来られ、私たちと顔と顔を合わせ、神の国に入れてくださる時には、信仰と希望は現実のものになります。そして、愛である神様と文字通り、共にいるものとなるのです。

<思い巡らしてみましょう>

 信仰を持っていますか。希望を受けていますか。愛に生きてますか